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脂肪とうまく付き合う
太るというのは体のあちこちに余分な脂肪が付くことなので、ダイエットでは脂肪は目の敵にされがちですが、栄養素としてのメリットを生かす考え方が、バランスのとれたダイエットにつながります。

まず1gにつき9kcalというエネルギーは糖質やたんぱく質の2倍以上で、持久力を要するときに力を発揮します。
胃にとどまる時間が三大栄養素の中で一番長く、腹持ちがいいのも脂肪です。
脂肪をとっていると、血液の中の脂肪分がエネルギーとして消費されやすくなり、その分皮下脂肪に変わる脂肪量が抑えられます。
これらの働きをいかすためには、1日1200kcalのダイエット中の人でも25〜40gの脂肪をとる必要があります。
ただこの量はもともと平均50〜60gほど摂取している日本人の食生活では、よほどの脂好きでなければそう苦しい制限ではありません。
むしろとる脂肪の種類に注意が必要です。

バターやチーズ、ラードのような動物性脂肪に多い飽和脂肪酸は血液中のコレステロール値を上昇させ、動脈硬化を引き起こし心筋梗塞や脳卒中につながる危険があります。
このコレステロールを低下させる作用があるのが、植物性の脂肪に多く含まれている不飽和脂肪酸です。
中でもリノール酸にこの作用が強いといわれます。
紅花油、ごま油、大豆油やひまわり油などの植物油がその代表です。
特に紅花油はその60〜80%がリノール酸だといわれています。
植物性といっても、ピーナッツ油とやしの実油は例外で飽和脂肪酸が多いです。

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